こんにちは、遠藤です。
昨日まで3日間東北にシニアダイバーズクラブさんのツアーで行っていました。
今回のメインは女川でのサーモンスイム。
初日は石巻で復興の様子をボランティアガイドさんに案内していただきました。
街中も北上川を遡上して来た津波で大きな被害を受けたとのことでしたが、
所々に空き地が見られる他は一見するとそれとは分からないほどに普通になっています。
ここに至るまでには本当に大変な道のりがあったことと思います・・・
ただ、高台から海を見ると海沿いはほぼ更地。
ここに大きな公園を作るので今は工事中なのですが、
かつての写真を見ると密集した住宅地がありここで海からの直接の津波で
甚大な被害があったのだそうです・・・
テレビで見ているだけではなく実際に自分で足を運んで見てとても良い体験になりました。
宿泊は女川に移動してトレーラーハウス式の宿泊所へ。
ここは震災で民宿を流されてしまった宿の女将たちが
共同で運営する宿泊施設なのですが駅のすぐ隣にあり、
駅に併設の温泉施設「湯ぽっぽ」や駅前商店街にも当然すぐそば。
便利だし宿としてもとても快適でした。
しかし女川は夕方になると駅前と言えど人気がなく危うく夕食難民になりそうに・・・
翌日は女川町内を午前中回ったあとはいよいよメインイベントへ。
お世話になったのはダイビングサービス「ハイブリッジ」さん。
デイドリームで研修をしていたこともある飯田紗世ちゃんのガイドで
お店でレクチャーを受けてから産卵ポイントに向かいます。
着いたところは田んぼの中ののどかな場所。
軽トラに乗りながら犬の散歩させてるおじさんがいたりして・・・
熊が出て来たらどうしようなんて言う想像はあっさり打ち砕かれました(笑)
肝心の鮭ですが、もう時期が終盤と言うこともあり鮭の数は10匹ちょっと。
水温はかなり冷たいと言うことなのでドライスーツ&インナーをしっかり着込んで
恐る恐る顔をつけると意外と大丈夫。
ただ、場所に対して人数が多いので
濁りが気になります。
そして濁るので鮭がどこに行ったか分からない・・・
水面に浮いた草の下がお気に入りの隠れ場所のようでそこでひたすら待つ作戦でようやくゲットです。
砂利底の場所では卵がちらほら。
尻尾で砂利に穴を掘ってそこに卵を産むのですが砂利というより小石くらいの大きさで掘るのも大変そう。
そこら中に息も絶え絶えの鮭や既に半分土に還っている鮭などがいて
まさに命を繋いでいる現場に立ち合わせてもらっていることを実感します。
(と、言いながら彼らにとって我々は邪魔者以外の何物ではないのですが・・・
ゴメンね。。。)
しかし、ここで生まれて川を下って、
太平洋をぐるっと回って旅してまたここに帰って来たんだもんなあ・・・
すごいわ〜!!
とても貴重な体験をさせていただきました。
最終日はロックアイランド巡り!
ではなく、松島へ。
しかし似てるわー・・・
松島・塩釜エリアでは瑞巌寺や鹽竈神社などを見て帰京しました。
日本の秋、ですねー
いい旅でした。